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五観の偈でダイエット

五観の偈(ごかんのげ)をご存知ですか?

禅僧が食事前に唱える禅の教えです。私の家では子供の頃、夕食前に「五観の偈」を唱えてから食事を頂いていました。だから今でも空で唱えることができます。

  • 一つには功の多少を計り、彼の来処を量る。(ひとつにはこうのたしょうをはかりかのらいしょをはかる)
  • 二つには己が徳行の全欠を忖って供に応ず。(ふたつにはおのれがとくぎょうのぜんけつをはかってくにおうず。)
  • 三つには心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。(みつにはしんをふせぎとがをはなるることはとんとうをしゅうとす。)
  • 四つには正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり。(よつにはまさにりょうやくをこととするはぎょうこをりょうぜんがためなり。)
  • 五つには成道の為の故に今此の食を受く。(いつつにはじょうどうのためのゆえにいまこのじきをうく。)

最近またこの「五観の偈」を心の中で唱えてからご飯を食べるようにしています。そうすると、自然に腹八分目、食物に感謝しながら食事ができるようになりました。

子供の頃からの私なりの五観の偈の解釈は以下の通りです。

  • 一、この食事が出来るまでの手間暇や生産者のことを考えよう。
  • 二、この食事をする前に自分が正しい行いをしているか考えよう。
  • 三、この食事を貪ったりせず、欲や過ちから離れよう。
  • 四、この食事は病気にならない為の良薬の役割があることを意識しよう。
  • 五、正しく生きていく為に、今この食事を頂きます。

私訳したものを唱えても、標語的で心へ響かず余り効力はないのですが、「五観の偈」を唱えると途端に有難い教えとして心に入ってくるから不思議です。

で、結果2週間で2キロ程減量できました。あれだけ固太りでランニングしてもなかなか減らなかったのに、です。なにはともあれ腹八分目が一番のダイエットだと実感しました。

「五観の偈」の訳は色々なものがネットで調べられるので、興味がある方はちゃんとしたものを調べてみて下さい。

ちなみに下記で紹介している永平寺の心と精進料理のP88にある訳は以下の通りです。

  1. この食事がこうして目の前に運ばれるまでにかけられた多くの手間と労力を考えてみよう。
  2. 自分はこの尊い食事を食べるに値する行いをしているか、反省しよう。
  3. 私たちの心をくもらせているむさぼり・いかり・おろかさの三つの毒をしりぞけ、欲を離れあやまちをおかさぬよういましめよう。
  4. 美味を楽しむためではなく、この身が痩せ衰えることを防ぐ薬としてありがたく食事をいただこう。
  5. 仏道を成し遂げようとする願いを叶えるために、このありがたい食事をいただきます。

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